建物といってみても、その性能は多様です。

建築製法から始まり、どのような素材が使われているのか、どれだけの金額で建てられたのか等、全くと言って違うと言っても良いでしょう。

そのような違いによって、その建物が持っているエネルギー使用のポテンシャル自体も変わってくることになります。

エネルギーを多く使う住宅であれば、それだけ居住することにコストを使ってしまうことになり、逆にエネルギーをそれほど使わない住宅であればコストを安く済ますことができ、快適でありながらもエネルギーもかからないという最適な生活を送ることが可能です。

このようなコストパフォーマンスの良い建築物かどうかを計算するのが、省エネ計算というものになります。

省エネ計算は様々な要素や観点で行います。

それは断熱性や通気性といった機能面はもちろんのこと、どれだけのお金をかけて建てた住宅なのかという点や、住宅ローンの金利から計算される全体的なコストから導き出した建物の生み出すコストの割合など緻密な部分まで含まれています。

そのため、この省エネ計算を予め行なっておくことで、自分が欲しいと思っている建物が建てた後にどれだけのエネルギー効率を生み出してくれるのか、そしてどれだけのランニングコストがかかるのかという想定を行うことができます。

こういった想定を行うことによって、無駄のない生活を送ることができるため、快適かつ財政面についても安心な暮らしが実現できるのです。